【コラム】残業今昔物語

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こんにちわ。ビジネスマンです。今回は、残業に関して思うことを記載していきたいと思います。

過去の残業に対する考え方

数年前までは、仕事において残業を強いられる状況が強かったと思います。私自身も月に2回しか休めず、毎日終バスで帰宅した経験があります。あの頃は、上司も21時近くまでいて、飲み会以外に早く帰宅(上司と行く飲み会は許された)しようものなら「業務に余裕がある」と思われ、更なる追加業務を与えられることもしばしば。

考え方として、「残業している人=頑張っている人」と認識されていた時代だと思います。特に私は、就職氷河期世代ですので、これまで低賃金、サービス残業、時間外労働はは30時間以上つけると、査定に響くなどと考え仕事をしてきた時代でした。

しかしながら、管理職になった今から振り返ると、良い面もあったと思います。

残業で業務の遅れを取り戻すことができる

昔は業務時間に関しては、人に限らず一定(年功や役職などは関係なくみんなまわりが残業していた)であったなと感じます。それは、能力のない人間であっても、たくさん時間をかける(サービス残業で)ことにより、遅延せず業務を遂行することが出来たからだと思います。能力がある人もない人も一律で時間外労働させることにより、一定の成果を挙げることができた時代でした。また、たくさんの時間を仕事に捧げることで、一人一人の能力も高まっていたと思います。

よく上司からは「定時は9時」という迷言が飛び交っていた時代でした。

迷言集~パワハラ発言から参考になる発言まで~

今考えると、仕事の状況においてあの頃に戻りたいとは到底思いませんが、管理職という立場で仕事を遂行させるという観点で考えれば、過去の良い点であったなと思うことがあります。

管理職以外のサラリーマンは能力のないほうが稼ぎがいい!?

過去を振り返ったうえで、思うことは最近は能力のない人が、時間外手当を多くもらい得をしているのではないかと思うことが多々あります。業務をスムーズに遂行できる人は、同じ業務量でも定時に帰ることができますが、業務をスムーズに遂行できない人が、会社で残業して時間外手当を多くもらっている現在の環境を考えると、なんとも言えない気持ちになります。そうかといって、定時帰宅の人と残業している人で仕事の出来栄えが同じぐらいであれば、時間外手当が多くても少なくても評価(ボーナス等)は同等となるためやはりスムーズに業務を遂行できない人のほうが稼ぎはよくなる傾向かなと思います。

管理職の立場で思うこと

仕事の出来栄えは、人それぞれ熟練度やこれまでの経験で違うのはや無負えないと思います。ただし、業務時間内だけが、仕事の時間と思ってほしくないと感じています。

例えば、文章能力が弱いと感じたら本を読むとか、エクセルなどの操作が苦手なら勉強するなど仕事以外の時間も自己実現のためにはとても大切なことだと思います。

残業とは

〔多忙や急ぎの仕事のために〕規定の時間のあとまで残って仕事をすること。

https://sakura-paris.org/dict/%E6%96%B0%E6%98%8E%E8%A7%A3%E5%9B%BD%E8%AA%9E%E8%BE%9E%E5%85%B8/content/2147_1690

 →「仕事の進捗が遅い人」は多忙や急ぎにあたるかが疑問です。上司により異なるとは思いますが、その人が時間内で終わらないような仕事を与えることは少ないと思います。マネージメントが出来ない管理職であれば仕方ないと思いますが、、、

部下の残業削減のために私が行なっていること

①業務の進捗管理

昨年度までは、週1回業務進捗報告の打ち合わせを行っていましたが、日々のスケジュール管理やこれからの計画のタスク管理が出来ない(改善されない)状況でした。今年度からは、毎朝15分だけミーティングを行い、日々の業務指示や「ホウレンソウ」を強制的に行うことでスケジュールを管理していく方針に変更しました。

②基礎能力向上

一人一人業務の経験が違うため、均等化やわからないことを確認するため定期的に社内(部内、課内)で勉強会を開催しています。内容は、商品知識・業務の進め方・文章能力等を行っています。自分が行っている業務に対し、少しでも認識を高めてもらうことを目的として定期的に実施しています。(その分自分が話が出来るように勉強しなければなりませんが。)

上司に指示されていない残業=残業代請求可能か

特に会社からはっきりとした指示があったわけではないものの、時間外に残業をするという経験をされた方は多いのではないでしょうか。

業務命令に基づかない残業については、正規の労働時間にはあたらないため、原則として会社側に割増賃金の支払義務はありません。

そのため、特に指示されたわけではなく個人的に残業をした場合、労働者は割増賃金を請求することはできません。ただし、会社側から明示的な指示がなくても、黙示的な指示があると認められる場合、そのような残業は労働時間として取扱われるため、労働者は割増賃金を請求することができます。黙示の指示があったかどうかは、個別具体的に判断する必要があります。

https://www.adire-roudou.jp/faq/time/08.html#:~:text=%E6%A5%AD%E5%8B%99%E5%91%BD%E4%BB%A4%E3%81%AB%E5%9F%BA%E3%81%A5%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%84,%E8%AB%8B%E6%B1%82%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%82%93%E3%80%82

→ということでした。管理職の立場で考えた場合、早出や居残りで業務を行わなければならない場合は、必ず「何の業務」「どういう状況で」「どれくらい」残業を行うかを申告すべきだと思います。

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